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静岡県川根三町
(川根町、中川根町、本川根町)
地域の概況
この3地域は南アルプスの麓から東海道まで大井川流域に沿って3町が、縦長に連なる地域として知られています。関西と江戸を結ぶ往来地として、東海道大井川の渡しはさまざまな文化が行き交い浮世絵にも登場する位有名です。
?@緑と水に恵まれた自然の環境
?A念入りに整備された茶畑
?Bその中にあって生活文化を知る伝統的な家並み等派手な商業看板も余り見られない比較的裕福な感じの地です。
?C東名高速道路から分岐して、本川根町奥地域のダム建設地までは国道や県道が通り、まさにその地域の生活産業道路として活用されています。しかも金谷から寸又峡の千頭まで大井川鉄道でCH型蒸気機関車が国道沿いに走り、観光資源としても活用されていました。
?D今では生活道路によって3町がネットワークされていますが、谷間の地形から狭い箇所や湾曲箇所など災害に脆い地形で、常に改良工事と防災工事に明け暮れています。その不便さがかつては、往来を妨げ異文化の流入も少なく、いったん入った文化を地域にあったように活用された事から、現在多くの文化財に恵まれている原因の一つであろうと思われます。
?E川根地域まるごと博物郷の特色の一つとして3か所に国・県・町の指定文化財の神楽があります。東海道が今の東名高速道路と新幹線の役割をなしていた頃、その多くはお伊勢参りと参勤交代が主流を成していました。当然宗教や芸能の交流もあり、その中で神楽は当時の人達の楽しみのひとつでした。その中の幾つかが当地にもたらされて今に残ったのが現存する神楽です。一方では山岳宗教に因んだ神楽も山伝えにのこされています。そして歌舞伎踊りが東海道の旅役者から伝えられた芸能として、今大変貴重な文化財としてのこされています。
6つの共通した要件を備えている所から、静岡県過疎地域活性化協議会は、平成8年3月に、この地域をまとめて「川根地域まるごと博物郷」と銘打って統一したイメージ基本計画を発表しました。そして過疎地域を逆手にとったイベントが多く行われるようになっています。
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